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病気のはなしⅠ

こんばんは。


重いタイトルですが、書けるくらい元気なので安心してください。


この1ヶ月の記録を記憶が薄れる前に残しておきたいと思います。


11月1日の早朝、数日前から体調が悪いと言っていた


パパは朝早くに眼がさめたようで、ママより先に起きていました。


ソファに横になり、さむがったり、暑がったりしていたので、


さすがにおかしいと思っていました。


本人もちょうど、仕事が一段落したので、病院に行こうと思っていたようです。


朝6時、モモの散歩に出かけようと洗面所で身支度をしていると、


「ドスン」という音が聞こえ、居間に行ってみると


入口でパパがたくさんの「血」を吐いて、仰向けに倒れていました。


それは、それは、大量の「血」が顔一面、床一面に広がっていました。


大慌てで顔の血を拭い、119番。


パパは意識がありました。


電話で状態を話し、身支度をし、保険証と財布を用意して


ただひたすら、救急隊員がくるのを待っていました。


3年前の「大動脈解離」の病気をしていることや、ここ数日体調が悪かった


ことを一通り説明し、パパが担架で運ばれるのを確認してから


鍵を持って、二階のちび子ちゃんの家へ。


モモの散歩もしていないし、これはもしかしてただ事ではない。


と本能的に察しました。


ちび子ちゃんのおうちでは「モモちゃんのことは心配しないで」と


言ってくれ、ちび子ちゃんのパパが救急車まで付き添ってくれました。


幸い、車で5分ほどのかかりつけの病院に搬送され、


パパは処置室、ママはファミリールームで待っていました。


ファミリールームに入ると、正面に「警察官」が立っていました。


奥にももう一人「警察官」


なにかの事件か事故なんだと思っていました。



しばらくして、30代の男性が入ってきて「警察官」に


挨拶をしていました。


そして、「警察官」から


「○○さんのご主人ですよね、実は奥さんが交通事故に遭い亡くなられました」



という言葉。


「えっ!!」という御主人の顔は今でも忘れられません。



聞こえてくる話によると、朝早いパートに出かける途中、車がぶつかってきて


ほとんど即死状態だったらしく、しかも、ぶつけた人は車を捨てて、


逃げているという・・・・・


なんというひどい話なんだろう。


ご主人は単身赴任の別の市からかけつけたらしいが、


詳細は知らされていなかったようです。


数時間後、ご遺体と面談した後に現れた御主人の顔は真っ青で


眼が涙で真っ赤でした。


数日後のニュースで知ったのですが、この逃げた犯人、


以前にも人身事故で服役し、出所後、無免許、飲酒、人の車だったので


足がつかないと思い逃走し、その後も仲間と飲酒をしたいたそうです。


一瞬で命を奪われた奥様には、9歳と11歳の子供がいたそうです。


なんという、身勝手な行動でしょう。


そして、奥様はどんなに無念だったでしょう。


突然家族を奪われたご主人と子供たちはどれほどショックだったでしょう。


それを思えば、いま適切な処置をしてもらっているパパを


幸運と思うことにしました。


話はそれましたが、パパを待っている間にシッターさんに連絡がとれ、


早い時間にモモを預かりに来てくれるという。


こういう時、鍵を持っていて絶対的に信用している「プロ」は


本当に心強いです。


ちび子ちゃんの家にも状況を説明しました。、


ママの仕事のOさんにも連絡。


ママは1時間ほどの別の市の講習会を一人で担当して


いたため、かわりの講師がいない状況。


Oさんはすぐ、自分が行くからと言ってくれました。


ただ、Oさんにも午後から別の仕事が入っているとのこと。


これは、どうしても午後からは行かなくてはならないと


腹をくくりました。


かれこれ、2時間の間に検査のための承諾書を数枚書き、


医師からの結果は「出血性胃潰瘍」で


潰瘍を焼き、出血を止める処置をしたが、


念のため、潰瘍を検査に出したので、結果がでるまで


1週間ほど入院とのこと。


病室で会ったパパは意識もあり、きちんと医師の話も理解していたので安心。


痛みもなくなっていたようなので、入院の準備のため


一度帰宅しました。



つづく。
by Ymomo9 | 2011-12-01 17:23 | 家族

自分を「人」と思っているコーギー娘(モモ)の日々の独り言とママのつぶやきです。


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